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-ダメ経営者と言われないための人事労務管理の基本知識-第1回

AVH事務局 2014.08.05

社会保険労務士法人デライトコンサルティング
代表社員 近藤 圭伸
プロフィール用A

創業経営者は夢と希望をもって社会の発展のために事業に邁進していただきたいと願います。しかしながら、創業間もない経営者は往々にして人事労務管理の不手際や知識不足によって、後ろ向きな時間を費やしてしまったり、社員のモティベーションを下げてしまうことがあります。
このようなことを起こさないように、創業まもない経営者がよく失敗しがちな人事労務の場面を中心に、ダメ経営者といわれないための人事労務管理の基本知識についてご紹介したいと思います。

第1回:【人事労務管理の知識は人事労務トラブルを予防する】

中小企業において、働きやすい職場環境を形成し、社員の健康管理やモティベーションの維持、向上をはかるのは経営者です。したがって、経営者には職場で必要とされる範囲の人事労務管理の基本知識を身につけておくことが必要になります。
人事労務管理の基本知識は経営者が知っているだけで社員に安心感を与え、人事労務リスクを減らし、トラブルを予防することができます。もし、経営者が人事労務管理の基本知識を知らなければ、とんでもないことが起こり得る可能性があります。こと人事労務管理に関しては、知識を持っているか持っていないかでは、雲泥の差があります。後で後悔してもはじまりません。

例えば、次のような知識があれば、人事労務トラブルにはならなくて済んだか、状況をよくすることができたはずです。一度でも社員との間でトラブルが発生してしまえば、社員の信頼を取り戻すには相当長い時間がかかってしまいます。

【知識の欠如によるトラブル事例】

・試用期間の意味を知らなかったので、社員を不安にさせてしまった。仕事のミスマッチを起こしてしまった
・労働時間の意味を知らなかったので、無駄な残業代を支払うことになってしまった
・セクハラ、パワハラの意味を知らなかったので、職場環境を悪化させてしまった
・人事評価のエラーや絶対評価、相対評価の意味を知らなかったので、社員がやる気を落としてしまった
・うつ病の兆候に気づかず、社員を休職させてしまった
・就業規則の服務規律の内容を知らなかったので、適切な指導ができなかった
・国が定める時間外労働の限度時間を知らなかったので、社員が過重労働で労災となった
・会社の賃金支給の考え方を知らなかったので、社員の不審をかってしまった
・動機づけに関する主な理論を知らなかったので、社員のモティベーションを落としてしまった
・話を聴くことの大切さを知らなかったので、社員の不安を取り除けなかった

経営者は「知らなかったので、~してしまった」と後悔するのではなく、「知っていたおかげで、大事に至らなかった、信頼関係ができた」と、しなくてはいけません。

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あいち
あいち産業振興機構