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-ダメ経営者と言われないための人事労務管理の基本知識-第39回最終回

AVH事務局 2016.11.11

第39回:【経営者の人事労務管理力】
社会保険労務士法人デライトコンサルティング
代表社員 近藤 圭伸

【エピローグ】

人々の価値観の多様化、人口減少による需要の低下、社会経済システムのほころび、隣国の台頭など世の中が大きく変わっているのに、既得権益を守りたい人たちがいるために、いつまでたっても日本は変わることができません。
しかし、本当のところ、このような変わらない世の中をつくっているのは、私たち日本人一人ひとりの利得意識なのかも知れません。みんな自分のことが一番大事なのです。

でも、なぜ日本人は自分の利益のことしか考えなくなってしまったのでしょうか?

私は日本人の間に、人と人との信頼関係や絆がなくなってきていることに、その原因があるのではないかと思っています。なぜなら、信頼関係や絆が希薄になると、人間は自分のことを中心に考えるようになり、結束できなくなるからです。だから、社会が変われないのです。

日本は今、大変閉塞した社会です。それを打破し世の中をよくする、地道ですがもっとも効果的な突破口があります。それが経営者の人事労務管理力なのです。

私たちは、自らよい社会をつくっていく責任と義務があります。その社会の一番大きな部分を占めるのは企業活動です。
したがって、企業活動をなす一人ひとりの企業人が、信頼関係をもって活性化すれば、会社はよくなっていくのです。会社が元気になれば、また隣にいる会社も元気になります。元気は伝染するのです。

日本をよくするそのキーマンは、政治家でも官僚でもありません。日本企業の経営者なのです。このことに間違いはありません。

経営者の人事労務管理力発揮の目的は、短期的には部下の育成や人事労務トラブルの予防をするということもありますが、大局的には、みんなで「元気のあるいい会社」をつくり、社会に貢献をしていくことにあります。

どんな「元気のあるいい会社」をつくるか、どのように社会に貢献するかは、それぞれの会社の経営者と社員、上司と部下が、ワクワクしながら考えるところです。
 
すべては、経営者の「人事労務管理力の発揮」が運命を握っています。

新しいことに飛びつく必要はありません。当たり前のことを、当たり前のようにする、これでいいのだと思います。

Pepperアトリエ
あいち
あいち産業振興機構